易経のススメ☆安岡正篤著『易学入門』より
◎『易経』が、単なる占いの本ではないという話です。本好きな人なら図書館とか書店で、一度は『易経』を手に取って中をご覧になられたことがあるのではないでしょうか。中味を見ていないにしても、そういう本があるということは、ほとんどの人が知っていることでしょう。
◎私は占い師でして、占術修行の際に岩波文庫の『易経』(上下巻-高田真治・後藤基巳共訳)を読もうとしましたが、頭に入ってきません。愚鈍な頭ではありますが、多少の予備知識は持っておりました。それでも、読み進むのに疲れてしまう状態で、『聖書』以上に読み辛い本だと思いました。
◎『易学入門』(安岡正篤著:明徳出版社)の序文にも、「直接易経を読んだのでは、何のことだか、わけもわからないし、解説注釈の類も旧式で、どうも五里霧中の感を免れないとは、異口同音に洩らす嘆きである」と書かれています。また、「易は専門の漢学者に独占せられ、或は所謂(いわゆる)易者の極めて非学問的な取扱いに委ねられて、今日に至るも殆ど一般の知識人・読書子にはこれを学ぶ適当な道が拓けていない」とも述べられています。
◎『易経』というものが、私たちの生活の指針ともなる、読み応えのある本でありながら、縁遠い存在として扱われているのですね。その状況を打ち破るべくして、『易学入門』(安岡正篤著:明徳出版社)が世に出されたのは、昭和35年(1960年)11月のことです。今から47年も前に書かれたものですから、今にあっては、この本自体が古典的な扱いをされています。しかし、この本には、現代の私たちの生活に通じる部分が大いにあります。
◎こういった次第で、この本を読んで感じたことも、記事に書きとめて置こうと思い、当ブログのカテゴリの1つにしました。安岡先生は、この本以外にも易をテーマにした作品を遺されていますので、そちらも参考にするつもりです。今回は、その前フリのような意味で、易や易経というものが身近な存在であることを知って頂きたく、記事を書きました。
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